
トマト・ミニトマト
トマト・ミニトマトの基礎知識
トマト・ミニトマト
科:ナス科¹
原産:南米アンデス高原¹
旬:夏~初秋¹
乾燥・多日照・昼夜の寒暖差を意識して育てる必要があります。¹
参考文献:
¹やまむファーム. 「トマト・ミニトマトの栽培方法・育て方のコツ|やまむファーム」. 『やまむファーム』. https://ymmfarm.com/cultivation/veg/tomato. 参照日2021/04/06.
成長記録
トマトは農業体験をする前から農地に植えられていたので、私は生育途中のトマトの育成を引き継いだ、ということになります。体験の開始がちょうど夏の収穫期だったのでたくさんのトマトを収獲することができました!

私が初めて農園に行ったときは雨がぽつぽつと降っていました。目立つ青いレインコートを着ていきました。
農業体験申し込み後に早速作物の収穫をさせていただきました。これは私が一番最初に収穫したトマトです。大きくて立派で水分を含んでいて重量感がありました。
雨が降っていて土が湿っていたためブーツは農園の名前通り「どろんこ」になってしました...(泣)。でもすぐ慣れたので大丈夫です。
他の収穫物と混ざってしまっていますが、初日だけでこんなに収穫することができました。ピーマン・いんげん豆・枝豆・ミニトマトが混ざっています。
ミニトマトもこんなに赤くてつやつやしています。見た目通り甘酸っぱくておいしかったです!
トマトやミニトマトは雨が降ると次の日には裂けている可能性があるので全部収穫しました。トマト・ミニトマトは乾燥地域が原産であるため大量の水を吸ってしまうと、実の中に水分が過剰に溜まってしまい、皮が裂けてしまいます。

収穫を楽しみにしていたトマトが雨のせいで裂けてしまうことも多かったですね...。こうなると虫や雑菌が中に入っているかもしれないから食べることはできないです。つやつやしているのに残念です。
生ごみ(といっても農業をして出てきた葉や茎やら)は農場にある大きなコンポストに捨てます。地面に大穴があいていてそこにごみを投げ入れるのですが、これで自然に分解されていくので自然に返るうえに臭くもないので環境にやさしい農業です。
中には中身が腐ってしまうものもあります。何かしらの原因で中に害虫や病原菌が入ると中から腐ってぶよぶよになりますので注意する必要があります。多くはないので特に心配する必要もないと思います。
農薬を散布するので病気や害虫対策はできました。そしてトマトの下部はネット(寒冷紗)で巻いて害虫の侵入を防ぎます。

美しいトマトの実の写真が採れました。左方面の茎の間から差し込む日光がトマトの赤い皮に当たって白く光り、紅と橙のグラデーションが生み出されてとってもきれいです。背景の緑とも映えますし、トマト自体の美しい丸いフォルムがトマトの美しさを際立てます。
今までの農業体験で最も美しい写真でした。
トマトは基本的に毎週2回根元に水やりをするだけで育つので楽な作物です。気を付けるべきなのは、育ちすぎて茎同士がからまったり折れてしまうことです。
大きく育ちすぎないようにするには摘芯をします。これは頂芽を切り落として栄養を横の茎にいきわたらせることを言います。また、トマト1つ1つが大きく育つように脇芽をとります。脇芽とは主枝と側枝の間から出てくる芽のことでこれを切り取らないとここに栄養がいってしまうので注意です。
私はトマトの管理を怠ってしまい、上部で茎がぐるぐる絡まってしまいました。これは成長を阻害し、病気の原因になるかもしれないので好ましくない状況だったので、実のついていない枝を切ってさっぱり仕上げました。こうすることで換気もよくなり病気対策にもなります。しかしどんどん上の方まで伸びて最終的に折れてしまうという事故もあったので、これは支柱に主枝を巻き付けて固定するという解決法しかありませんでした。

すると本当にトマト・ミニトマトが少しずつ熟れ始めました。バナナの周辺のトマトから赤くなっていったためバナナは本当に効果があったのでしょう。
腐らない程度に長い間放置しておいたらトマトは完全に熟したような、でも少しピンク色の残るトマトになりました。中身は、本体についたまま熟したものよりも酸味が強かったですが十分食べることもできたし腐ってはいなかったです。
ある日、大雨が数日間降る天気予報が発表されたのでトマトが裂ける前に熟していない実まで全て収穫しました。このままでは硬くて食べられませんでしたが、放置すれば少しずつ熟す、と聞いたことがあるためそれを試してみました。
具体的には、バナナと一緒に未熟なトマト・ミニトマトを段ボール箱に入れて暗く涼しい場所で安静に保管しました。バナナを入れることで熟すのが促進されるそうです。




中を切ると、ゾルは少し緑色ですがサクサクする部分は完全に熟していることが分かりました。普通に生で食べても大丈夫でした。
変な切り方をしているのは、中身を確認したかったからです...。
ミニトマトは下から熟するのだと初めて知りました。この上の部分はなかなか赤く変わらないので切り落として下の部分だけを食べました。
通常よりも硬かったですが食べられます。


ミニトマトはこのようになります。多くのトマトが連なってなるので大量に収穫することができます。奥に見える黄色い花はミニトマトの花です。これにトマトトーンという液体をかけると、実つきがよくなるそうなのでかけてみました。効果はあまりわかりませんでした。
写真のミニトマトが裂けているのは前日に雨が降ったからです。
ある日ミニトマトに金粉のようなものがついていることに気づきました。きれいなのですが病気の可能性もあるため調べてみると、金粉症という病気だそうで、アザミウマという虫が原因だそうです。味に特に問題はありませんでした。


トマトを使ってトマトミートソーススパゲッティやトマトたっぷりカレースープなどを作りました。詳しくはレシピのページに書いています。
